米国ISNF認定『サプリメントアドバイザー』取得!
米国ISNF(インターナショナル・スポーツ・ニュートリション・ファウンデーション)は、米国ニュージャージー州に本部を持ち、主にスポーツのための健康維持や運動能力の向上を図るための栄養指導とサポートを行っています。
理事長のEdward Budは、ウエイトリフティング世界大会において7つの世界記録を獲得したトップアスリートであり、現在は有能なサプリメントアドバイザーとして世界各国で高い評価を得ています。
日本ニュートリション協会は米国ISNFと連携して、米国の最新栄養学を学べる総合講座を提供しています。私も受講して合格し、米国ISNFと日本ニュートリション協会の「サプリメントアドバイザー」として認定・登録されました。
アメリカの栄養学が世界一である理由
栄養学の研究は、アメリカが圧倒的にリードしています。その理由は、世界でもっとも高度医療が発達したことにあります。
最先端の高度医療は、高額な医療費がかかります。しかも、アメリカには国民皆保険制度がなく、民間の保険会社が国民の健康保険を扱っています。ところが、その保険料が高額なため、保険に加入できない人も大勢います。
家計費の約16%が医療費で占められているのがアメリカの現状で、大病を患うと、たとえ医療保険に入っていたとしても、経済的に破綻してしまいます。現に、30秒に1人が医療費によって自己破産に追い込まれている……そんな悲惨な現実を、マイケル・ムーア監督がドキュメンタリー映画『sicko』(2007年公開)で描いています。
そんな状況から、少しでも医療費を抑える考え方……つまり、病気にならないようにする考え方が根付いていき、その結果、予防医学や栄養学が発達していきました。
病気を予防したり治したりするには、あるいはスポーツで最大のパフォーマンスを得るには、どんな栄養をどの程度摂ることが望ましいのかを、科学的に検証していったのです。
自己免疫性疾患への知見も蓄積
さらに、アメリカ国民の12人に1人、女性の9人に1人が「自己免疫性疾患」を患っています。心臓病は20人に1人、ガンは14人に1人ですから、自己免疫疾患の有病率はガンや心臓病よりも高いのです。
自己免疫疾患は、本来生体を守るはずの免疫が自分の身体の一部を敵とみなして攻撃してしまう病気で、関節リウマチ、橋本病、多発性硬化症、クローン病、潰瘍性大腸炎など、実に80種類以上の疾患があります。
なかでも近年、急増しているのが「セリアック病」です。小腸の慢性炎症によって深刻な栄養失調に陥り、頻繁な下痢と腹痛、体重の継続的な減少をはじめ、偏頭痛や倦怠感、貧血、関節炎、神経障害、うつ病、不妊などといった多種多彩な症状に悩まされます。そんなセリアック病の患者が、アメリカには200万人以上もいるのです。
そのため、自己免疫疾患の原因解明にも取り組まれました。その結果、今まで謎だった難病といわれる疾患の根本的な原因が、食生活にあることが明らかになってきました。
「病気になったら病院に行って、医者が出したクスリを飲んでいればいい」という考えでは、病気を治したり防いだりすることはできない―という事実が、医学的にも証明されてきたのです。
食事の改善が第一
病気を治したり防いだりするために、もっとも大事なことは、『食生活を改善する』ことです。その上で、食事からは十分に摂ることが難しい栄養素を、サプリメントで補うことが望ましいのです。
「まず食生活を改善し、不足しがちな栄養素をサプリメントで補給することが、もっとも効果的で経済的な健康法である」と考えられています。そのためアメリカでは、サプリメントの需要が高く、学生や成人の6割以上がサプリメントを利用しています。
また、サプリメントの品質も、食品医薬品局FDA(日本の厚生労働省薬務局に相当)の非常に厳しいチェック体制により厳重に治験審査されています。そのため粗悪品は淘汰され、品質的に優れたサプリメントしか生き残れないといった状況になっています。
まず、どういう食生活が良いのか? そして、サプリメントで補う必要がある栄養素は何か? 各自の体質や病状、目的に合わせて、これらのアドバイスをするのが「サプリメントアドバイザー」です。