体質改善コンサルタントの体質研究所

体質改善検定

第83問

「だるさ・疲労感・冷え」がある場合の自律神経の状態を次の4つの中から1つ選びなさい。

①交感神経が緊張している。

 

②交感神経が弛緩している。

 

③副交感神経が緊張している。

 

④副交感神経が弛緩している。

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正解は、「③副交感神経が緊張している」です。
 副交感神経が緊張すると、血管が拡張して血圧が下がり、体温が低下し、免疫細胞の働きが強くなるため、だるさや疲労感、冷えなどを感じやすくなります。

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副交感神経が緊張すると?
 通常、自律神経の失調というと、交感神経が強い緊張した状態だと思われています。
 しかし、だるさや疲労感、冷えなどがある場合は、副交感神経が緊張しているのです。
 副交感神経の神経伝達物質は、アセチルコリンです。
 副交感神経が強く緊張しておきる症状には、アセチルコリンの働きを抑える「抗コリン剤」が有効です。「アレグラ」などの抗アレルギー薬、目薬や点鼻薬などの抗ヒスタミン剤、抗めまい薬、「ブスコバン」などの鎮痛鎮痙薬などはすべて「抗コリン剤」に分類されます。抗コリン剤で症状が緩和するということは、副交感神経が強く緊張している証です。
 副交感神経は、胸部腹部の内臓全般に分布する「迷走神経」と、腎臓・膀胱・生殖器に分布する「仙骨神経叢」があります。
 迷走神経は、首の両サイド(胸鎖乳突筋)の奥に通っています。つまり、胸鎖乳突筋がコルと、迷走神経が圧迫されて緊張して、副交感神経が緊張するのです。

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