体質改善コンサルタントの体質研究所

体質改善検定

第2問

健康の観点において、「脂」についての正しい考え方を、次の4つの中から1つ選びなさい。

 

①「脂」は、どんなものでもできるだけ摂取量を控えるほうがよい。

 

②「脂」は、良い脂を選んだとしても、摂取量は控えたほうがよい。

 

③「脂」は、良い脂を選んで、積極的に摂ったほうがよい。

 

④「脂」は、食用として売られているものならば、種類や摂取量は気にしなくてもよい。

 

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正解は、③「脂」は、良い脂を選んで、積極的に摂ったほうがよい、です。
 脂には「良い脂」と「悪い脂」があって、良い脂は積極的に摂ったほうがよいのです。

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体質改善マメ知識「良い脂」
・中鎖脂肪酸が含まれるもの
 良い脂の代表は「ココナッツオイル」です。
 ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸には、病原菌や病原ウイルス、真菌(カビ)などを殺菌する力があるからです。
 また、摂取後すぐにエネルギーとして使われるため、体脂肪として蓄積されることはありません。ですから、動脈硬化や心臓病の原因にはなりません。

・オメガ3系の脂
 オメガ3系の脂(DHA・EPA・αリノレン酸)も良い脂です。オメガ3系の脂は「必須脂肪酸」ですから、必ず摂る必要があります。
 ただし、不飽和脂肪酸なので酸化しやすいのが難点です。したがって、加熱調理には不向きです。DHAやEPAが豊富な魚は、加熱調理したら早く食べることが大事です。焼いてから時間がたった魚は、食べないほうがよいでしょう。
 しかし、魚だけでオメガ3系の脂を十分に摂ることは、現実的ではありません。
 そこで不足を補うのに最適なのが、αリノレン酸が豊富な「シソ油」や「アマニ油」です。 シソ油やアマニ油に含まれるαリノレン酸は体内で、DHAに変換されるからです。
 DHAは、神経細胞を正常に保ち、脳の機能を高める作用があります。血管の硬化を防ぐ作用もありますから、心筋梗塞や脳梗塞、高血圧の予防にもなります。さらに、傷んだ胃腸の粘膜を修復して、胃腸の機能を正常にする作用もあります。そして、腸から分泌される「肥満を防ぐホルモン」の分泌も促します。

 要するに、「脂ならなんでも控える」ことはナンセンスで、良い油脂を、適した摂取方法で積極的に摂るべきなのです。
 また「食用」とされていても、種類や摂取方法によっては、健康に悪い影響を及ぼすものもあるので、賢く選択したいものです。

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