体質改善コンサルタントの体質研究所

体質改善検定

第3問

体脂肪を減らすための食習慣として、最もふさわしくないものを次の4つから1つ選びなさい。

 

①タンパク質を摂るために、肉類は控える必要はない。

 

②卵に含まれるコレステロールは気にしなくてもよい。

 

③脂肪が含まれないので、果物だけの食事メニューにした。

 

④適量を守ってお酒を飲んだ。

 

▼Click! 解答・解説 

正解は「③脂肪が含まれないので、果物だけの食事メニューにした」です。これが最もふさわしくありません。

 果物に含まれる果糖は、エネルギーとして使われず、100%肝臓で中性脂肪になります。
 肉の脂肪も、卵のコレステロールも、体脂肪を増やしません。
 お酒は体脂肪を増やすどころか、適量であれば体脂肪を減らす効果もあります。アルコールを分解するために、ブドウ糖が消費されるからです。

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体質改善マメ知識「果糖の甘いワナ」
 体脂肪が増える原因は、脂肪の摂りすぎではなく、「糖」の過剰です。
 果物には大量の糖(果糖とブドウ糖)が、たっぷりと含まれています。だからおいしいわけですが……。
 ブドウ糖は、過剰に摂ると中性脂肪に変換されて、身体のどこかに蓄積されていきます。しかし、運動や肉体労働、あるいは頭脳労働をすれば、エネルギーとして消費されます。
 つまり、ブドウ糖になる炭水化物は、摂取量と消費量が釣り合っていれば、脂肪として溜まることはありません。
 一方、果糖はエネルギーとして消費されず、100%肝臓で中性脂肪になります。したがって果糖を摂れば摂るほど、肝臓に脂肪が溜まっていくのです。そしていずれ、脂肪肝や肥満、高脂血症になってしまうのです。
 「痩せるために果物を摂る」というイメージがありますが、栄養学的に考えれば、果物はむしろ控えたほうが良いのです。

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