①タンパク質を摂るために、肉類は控える必要はない。
②卵に含まれるコレステロールは気にしなくてもよい。
③脂肪が含まれないので、果物だけの食事メニューにした。
④適量を守ってお酒を飲んだ。
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正解は「③脂肪が含まれないので、果物だけの食事メニューにした」です。これが最もふさわしくありません。
果物に含まれる果糖は、エネルギーとして使われず、100%肝臓で中性脂肪になります。
肉の脂肪も、卵のコレステロールも、体脂肪を増やしません。
お酒は体脂肪を増やすどころか、適量であれば体脂肪を減らす効果もあります。アルコールを分解するために、ブドウ糖が消費されるからです。
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体質改善マメ知識「果糖の甘いワナ」
体脂肪が増える原因は、脂肪の摂りすぎではなく、「糖」の過剰です。
果物には大量の糖(果糖とブドウ糖)が、たっぷりと含まれています。だからおいしいわけですが……。
ブドウ糖は、過剰に摂ると中性脂肪に変換されて、身体のどこかに蓄積されていきます。しかし、運動や肉体労働、あるいは頭脳労働をすれば、エネルギーとして消費されます。
つまり、ブドウ糖になる炭水化物は、摂取量と消費量が釣り合っていれば、脂肪として溜まることはありません。
一方、果糖はエネルギーとして消費されず、100%肝臓で中性脂肪になります。したがって果糖を摂れば摂るほど、肝臓に脂肪が溜まっていくのです。そしていずれ、脂肪肝や肥満、高脂血症になってしまうのです。
「痩せるために果物を摂る」というイメージがありますが、栄養学的に考えれば、果物はむしろ控えたほうが良いのです。
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