体質改善コンサルタントの体質研究所

体質改善検定

第58問

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などによる腰痛の根本原因を、次の4つの中から1つ選びなさい。

①骨盤の歪み

 

②老化

 

③野菜不足

 

④カルシウム不足

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正解は、②「老化」です。
 老化という言葉は、一般に「歳を取る、加齢」という意味で使われますが、医学・生理学的には「体の組織から弾力性が失われる」という意味でも使われます。
 弾力性は、コラーゲンのネット構造によって生まれます。つまり老化とは、コラーゲンの劣化によって弾力性が低下することです。
 椎間板ヘルニアも脊椎の変形も、椎間板や椎骨の弾力性が低下した結果なのです。

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「コラーゲンを劣化させるもの」
 老化とは、コラーゲンの劣化によって弾力性が低下することです。
 コラーゲンを劣化させるのが老化物質のAGEs(終末糖化産物)で、高血糖になることで糖とタンパク質がメイラード反応(タンパク糖化反応)をおこしてAGEsがたくさん生成されます。AGEsはコラーゲンのすき間に入り込んで、コラーゲンの弾力を低下させていきます。
 椎間板はコラーゲンでできていて、コラーゲンの弾力性が低下して破裂すると「椎間板ヘルニア」になります。
 骨も3分の1はコラーゲンでできていますから、コラーゲンの劣化によって椎骨が押しつぶされて変形してきます。変形によって「骨棘」が飛び出して脊髄を圧迫すると、激しい痛みやしびれが出ます。
 つまり椎間板ヘルニアも脊柱管狭窄症も、老化による弾力性低下が根本原因なのです。このことを知っておくだけでも、予防や治療に対する考え方が変わるでしょう。

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