体質改善コンサルタントの体質研究所

体質改善検定

第72問

コレステロールに関する次の4つ記述の中で、正しいものを1つ選びなさい。

①コレステロールが高いと、動脈硬化や心筋梗塞や脳卒中になりやすい。

 

②コレステロールが高いと、肥満や糖尿病になりやすい。

 

③コレステロールが高いと、ガンになりにくい。

 

④卵やイクラをたくさん食べると、コレステロールが高くなる。

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正解は、③「コレステロールが高いと、ガンになりにくい」です。
 コレステロールは細胞膜の材料として不可欠で、不足すると細胞膜が脆弱になり、細胞がガン化しやすくなります。

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LDLが高いほうが病気になりにくい
 「コレステロールが高いと、脳卒中や心筋梗塞、動脈硬化症などになりやすい」というのは間違いであることが、脂質研究者たちによって証明されています。
 またコレステロールは肝臓で必要なだけ合成されているので、血中のコレステロール値は、食べ物によって増えたり減ったりすることはなく、常に一定に保たれています。
 コレステロールは、HDL、LDLともに健康の維持に不可欠な物質で、成人の正常値は250㎎/dl前後で、高齢者では350㎎/dl程度あるのが正常です。(通常は240㎎/dl以下が正常とされていますが…)
 コレステロールは「細胞膜の材料」として不可欠な物質で、不足すると細胞が脆くなり、ガン化しやすくなります。また血管が脆くなり、内出血しやすくなります。
 コレステロールは「神経細胞」にとっても不可欠な物質で、不足すると神経痛や認知症などになりやすくなります。
 コレステロールは、「副腎皮質ホルモン(ステロイド)」や「性ホルモン」を生成するためにも不可欠な物質で、不足すると筋力が低下して、著しい疲労感や脱力感、筋肉痛や痙攣、低血圧、腸アトニー(腸の弛緩)、精力減退、不妊症などが生じる恐れがあります。
 コレステロールは「胆汁酸」を生成するためにも不可欠で、不足すると便秘や、脂肪の吸収不良などが生じる恐れがあります。
 また皮膚のコレステロールに紫外線が当たると、「ビタミンD」が生成されます。ビタミンDは骨のカルシウム量を維持するために必要ですが、コレステロールが不足するとビタミンDが不足して骨量が減少するため、骨粗鬆症や骨の変形が生じる恐れがあります。
 このようにコレステロールは決して悪玉などではなく、むしろ高いほうが生命力は高く、病気になりにくく、老化を防げるのです。

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