11月25日にリーキーガットのセミナーを行いました。
欧米の腸に関する最新研究から、リーキーガットによる「腸の慢性炎症」が、アレルギーをはじめ、肥満や糖尿病、高血圧、痛風、偏頭痛やPMS、生理不順や不妊症、過敏性腸症候群、貧血や冷え性、リウマチなどといった様々な症状を引き起こすことが分かっています。
このセミナーで、慢性症状を本気で改善したい方にリーキーガットについて分かりやすく解説しました。
ーーー概要ーーー
日時:11月25日(日)13時半〜15時45分
場所:かどやホテル会議室(「新宿駅」西口〜徒歩3分)
受講料:2000円
定員:24名
3月20日、東京都足立区倫理法人会の経営者セミナーで、「健康寿命は“首”で決まる」と題して1時間20分講演をさせていただきました。会場は北千住駅の駅前マルイの10階で、45名お集まりいただきました。
首をゆるめるだけでも、全身に様々な効果があることを説明しました。
①「肩の痛み・腕のしびれ・胸の痛み」などといった症状は「頸髄症」といって、頸椎の変形によって脊髄が圧迫されるとおこります。頸椎の変形を防ぐ秘訣は、日常の姿勢にあります。とりわけ、腰かけているときの姿勢です。頭を前に倒して勉強やデスクワークをしていたり、スマホを使ったりしていると、頸椎に大きな負荷がかかり続けて頸椎を変形させてしまうのです。
頸椎の変形を防ぐ姿勢の秘訣は「重心の位置」にあり、骨格模型の写真で説明しました。すると全員シャキッとして、居眠りをしている方がいなくなりました。
②首は、脳への血流にとっても重要です。「頸動脈」や「椎骨動脈」の血流が悪くなると、脳をはじめ歯茎や鼻、耳、目などといった器官も機能が低下します。すると心臓は、血液をもっと送ろうとして血圧を高くします。その結果、脳溢血や緑内障のリスクが増します。
首や肩を「揉む」と、筋肉内の微細な血管が内出血して「血栓」ができるため、脳梗塞や心筋梗塞になる恐れもあります。「揉みほぐし」ではなく、「揉み壊し」ているのです。
③首は、自律神経を整える急所でもあります。首には、交感神経と副交感神経(迷走神経)が通っているからです。迷走神経は胸部・腹部全体に分布して、内臓の機能を良好に保つ働きをしています。首(迷走神経)をゆるめるだけでも、内臓の調子が良くなるのです。
こういった内容を、話だけ聞いてもあまりイメージできないでしょうから、スライドを使って説明しました。頚腕神経叢のイラストを見れば、首と腕の関係性が一目瞭然です。また頸動脈と椎骨動脈のイラストを見れば、脳や口や目などにとって首がいかに重要であるか一目瞭然です。そして自律神経のイラストを見れば、迷走神経が胸腹部の内臓全体に分布して、内臓全体に影響することが一目瞭然です。
「スライドのおかげで首と全身との関係がよく理解できた」と、参加者に喜んでいただけました。
最後に、硬くなった首を安全にゆるめる方法を披露しました。首が痛くて、左右に45度ほどしか向けなかった男性に、1分ほど首にオイルをすり込みました。するとすぐにゆるんで痛みがなくなり、真横に向けるようになりました。この即効性に、会場全体とても驚いていました。
2月11日(土)に東京・秋葉原駅前のUDXビルで、(株)本物研究所主催の「健幸フォーラム」が開催され、11時半から1時間10分「腸の慢性炎症」と題して講演しました。会場はほぼ満席で、120名位いたでしょうか。
近年、腸への関心が高まってはいますが、腸内フローラ(腸内細菌)に関するものが多く、まだ「腸管免疫」や「リーキーガット」に関する知識はほとんど知られていないのが現状です。そこで、腸管免疫やリーキーガットに関する基礎知識を説明しました。
まず、「腰痛の原因は何でしょう?」と質問してみました。すると大半の方が、「骨盤の歪み」に手を挙げられました。しかし、正解は「老化」です。
腰痛の根本原因は、老化によって背骨や椎間板や軟骨や筋肉や血管などが硬化することにあるのです。老化とは、弾力性が失われることなのです。
椎間板ヘルニアは、椎間板の弾力性が失われた結果、椎間板が飛び出したのです。
脊柱管狭窄症も、背椎骨の弾力性が失われた結果、椎骨が変形したのです。
脚のしびれも、脚の血管の弾力性が失われた結果、脚の血流が悪くなったのです。
そして、弾力性を失わせる最大原因は、老化物質のAGEs(終末糖化産物)です。
AGEsを減らすには、「腸の慢性炎症をできるだけ抑える」ことが大事です。
腸の慢性炎症は、主に「リーキーガット」から生じます。リーキーは「漏れやすい」、ガットは「消化管」の意味で、腸壁バリアが破壊された状態です。
リーキーガットになると、未消化のタンパク質や細菌が血液中に侵入してくるため、腸の免疫が異物を排除するために炎症がおきるのです。
この炎症は、通常の炎症と違って無症状ですが、血液中に炎症性物質を増やし、全身の老化を促して、アレルギー性疾患・肥満・糖尿病・ガンなどといった生活習慣病を引きおこすのです。
このような話の流れから、「リーキーガットの主な原因」を紹介しました。
リーキーガットの原因となる食品は、今まで身体に良いと信じられてきた食品が多いため、多くの方が驚いた表情をされていました。
続いて、「遅発型フードアレルギーの検査例」をいくつかお見せしました。
「IgE抗体検査では陰性なのに、IgG抗体を調べたら陽性だった」というアトピー性皮膚炎の患者が、フードアレルギーの原因食品を除いたら治った例を紹介しました。
また、頭痛やめまい、猛烈な眠気やだるさ、生理痛やPMS、多量経血などといったアレルギーとは関係ないと思われている症状でも、IgG抗体検査をしたことでフードアレルギーの原因食品がいくつもあることがわかり、それらの食品を除去することで多くの症状が短期間で激減したという例を紹介しました。
最後に、拙著『アレルギーは皮膚と腸のバリアを強化すれば治る!』を購入されて、IgG抗体検査をして判明した原因食品を食べないようにしただけで、子供の頃から何十年も治らなかった数多くの心身症状が改善されたお客様からいただいた「お礼の手紙」をご紹介しました。
講演会にご参加いただいた方々にとって、こうした話題に対する関心は非常に高いものだったようで、講演終了後の昼休みには質問攻めにあって、なかなか食事に行けないほどでした。また、当日準備した拙著『アレルギーは皮膚と腸のバリアを強化すれば治る!』も完売するほどでした。
この日の話が、アレルギーや体調不良で悩んでいる方々の救いになれば光栄です。
2016年4月25日(月)に西新宿の「ユニオン・シティサービス株式会社」の経理部長からのご依頼で、1時間半の講演会を行いました。参加者は12名で、全員に『肩甲骨をゆるめる!』(BABジャパン刊)をプレゼントしました。
肩コリに悩んでいる女性社員が多いので「肩コリを軽減するための方法」を話してほしいというご依頼でしたが、「食生活の改善ポイント」と「ダイエットの秘訣」の希望も出されました。
まず『肩甲骨をゆるめる!』に紹介した「肩甲骨の矯正体操6種」の実技指導からはじめ、続いて肩コリや首痛、腰痛を軽減する「デスクワークの姿勢の秘訣」、そして最後に、健康維持とダイエットのための「食生活の改善ポイント」を解説しました。
翌日、参加者からの感想レポートをいただきました。以下に、その一部を紹介します。
◆初めの肩・首の収縮体操で、つらかった状態がだいぶ楽になりました。
今日は出勤時、足をハの字でバレリーナになりきって歩いてきました。
◆「ストレッチが逆にコリや痛みを悪化させる」とお伺いしたときは、衝撃的でした。
肩甲骨周辺の痛みに悩んでいたので、さっそく教えていただいた体操を実践しております。今朝は痛みを感じないので、これからも実践していきたいと思います。
また、合気ウォーキングも始めています。
胃腸の炎症をおこす食べ物についても勉強になりました。パン、パスタ、うどん、ラーメン…大好物なものばかりなので、少しずつ減らしていこうと思います。
◆1時間半の間に、肩を中心にとても楽になりました。
「コリは筋肉が縮んでいる状態」だと思っていたので、その逆だと知ったときは衝撃でした。今までストレッチをしてきたことを反省しました。周りの人(特に、毎日の家事で疲れている母)に伝えたいと思います。
また、座る姿勢や歩き方、食生活の改善のような身近なことから始められることをたくさん教えていただいたので、さっそく実行していきたいと思います。特に、姿勢でO脚や歪んだ骨格が治るとのことでしたので、継続して取り組めるように頑張ります。
◆40代半ばになって、パソコンワークで肩コリが気になるようになったので、「肩甲骨のズレを矯正する6つの方法」は、すごくタメになりました。
また、体重がメタボリックですので、毎日といってよいほど飲食してしまう麺類・パン・果物ジュース・豆腐が太りやすい原因と知り、ショックを受けております。
◆事務所に戻るなり、出席できなかった皆にバレリーナ歩き(合気ウォーキング)を伝授いたしました。デスクに着く際も、座り方に注意しています。
また、ダイエットの秘訣で、食べないほうが良いものには驚きました。特に「大豆が良くない」とのことには、驚きです。
◆講演内容がとても分かりやすかったので、帰宅してからさっそく家族にも身体をゆるめる方法を伝えました。
また食生活のお話も新鮮で、日々何を食べるか迷ったときに決める基準としていきたいと思います。とても身近でタメになる講演会を開催して下さり、ありがとうございました。
2016年3月21日(月・祝)に、足立区倫理法人会からのご依頼で綾瀬プルミエ(足立区勤労福祉会館)にて、『病院では治らない腰痛膝痛を治す秘訣』というテーマで1時間の講演をしました。
この講演を企画して下さった79歳の男性は、あるゴルフ場の常任理事を務めています。
ところが5年前から左の膝を痛めてゴルフができなくなり、何件もの整形外科や治療院を次々と受診してもまったく良くならず、ついにはある大学病院の整形外科部長から「軟骨が完全になくなっているので、もう治りません」と告げられました。
ところが、倫理法人会の講師仲間からのご紹介で、私の整体院に通院して、わずか1年で膝の痛みがなくなり、再びゴルフができるようになっています。3年半たった現在、年間50回以上もゴルフを楽しんでいます。
この男性からのご紹介で私の整体院に通院して、膝の痛みが1年ほどでなくなった男性2名にもお越しいただきました。
主催者から「50人も集まればよいのでは…」と伺っていましたが、ナント!129名もの方々にお集まりいただきました。平均年齢は80歳くらいでしょうか。参加者全員に、『肩甲骨をゆるめる!』(BABジャパン刊)がプレゼントされました。
講演内容は、次の3点でした。
①オイルマッサージの体験談と症例
②足腰を楽にする急所=首と肩甲骨
③足腰を痛めない姿勢の秘訣
ただオイルをすり込むだけで、病院で治らない腰やヒザの痛みが楽になるとは、かなり驚かれたようです。「そのオイルは、どこで買えるのですか?」といった質問も出ました。
これを機に綾瀬で、マッサージオイルの販売員が生まれました。
<連絡先はこちら⇒小松悦子さん:090-9362-2464>
現在彼女に、体重を一切かけない『無重圧マッサージ』を教えています。
今後、首と肩に特化したオイルマッサージを始める予定です。